シミ治療には大きく分けて「光治療」と「レーザー治療」があります。「光治療」は、クリニックでも人気のあるもので、強力なフラッシュライトを用いて顔全体の明るさを底上げするものです。フラッシュライトは、幅広い波長で、肌の様々なエイジング要素に作用し、比較的痛みも少なく、老人性色素班、そばかす、ニキビ跡の赤みや肝斑などに効果を発揮します。またこじわや毛穴の開きにも効果があるので、オールマイティーな治療法と言えるのではないでしょうか。
月1回の治療を5回ほど行うと、顔全体が明るくなり、肌全体を底上げしてくれるものです。「光治療」によって顔全体の色むら修正を施すことで、明るくきれいになったと満足する人も多く、クリニックで人気のシミ治療法になっています。一方「レーザー治療」は、大きなシミの除去に効果的です。ただシミ除去のレーザーは強力なものなので、医師しか扱うことができません。
レーザーはシミのメラニンをピンポイントに治療するので、基本的には1回の治療で完了します。レーザーによってメラニンを含む細胞を破壊し、その細胞がかさぶたになってやがて剥がれていきます。一時的に濃くなったように見えますが、治りかけのサインなので心配する必要はありません。かさぶたがとれるまでには、1~2週間ほどかかり、その間皮膚科専用の肌色のテープを数日貼ることもあります。
どちらのシミ治療もメリットやデメリットがありますから、治療を受ける前に十分医師と相談することをおすすめします。